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苗木城へマチコGO!


実際に苗木城に行ってみたよ

三浦先生の講座を聴講し、苗木城に行きたいなーと思っていたら、案外早く行ける機会に恵まれました。(※三浦先生の講座の内容については前回のブログに詳細ありますので参考になさってください。)


この日は色々あったのですが、帰って来てから一日を思い出して、頭に浮かんだのは

『人生の楽しみは、喜怒哀楽の総量である』という言葉です。


これは日本経済新聞の「私の履歴書」の中でシェイクスピア翻訳で有名な小田島雄志という方のものだそうです。(引用『人生の教養が身につく名言集』出口治明著より)

橋から見えた苗木城!



喜怒哀楽だけあれば良くて、は要らない、なくてもいいやと思いがちなのですが、そうではないと。嬉しいことが100あって悲しいことが100あったら、±0になると思いきや、実はその絶対数を足して100+100の200になるというお話でした。

マチコはこの絶対数の合計という考え方にとても感銘を受けました。そして苗木城に行った際に些細な出来事でしたがこの感じを実感したので、それも踏まえてブログにまとめたいと思います。


当日は垂井から出て、養老のスマートインターから高速に入り、安八のスマートインターで妹をピックアップして3人の小旅行となりました。安八のインターで降りる前に高速の分岐を間違えて遠回りをしてしまいました。(※マイナス50点)

ランチを食べる頃に苗木城に着いたのですが、食べる場所を決めてなかったので、苗木城付近をウロウロ、ウロウロ、事前に調べていけばよかったのでしょうが、キメキメじゃない方が楽しいじゃないとは思ったのですが、運悪く臨時休業なども重なり(※マイナス50点)、やっと3軒目でお昼ご飯にありつけました。(※プラス100点)


胃袋を満たしたところで、最初に感動したのが、赤い橋を渡っていると妹が急に大声で「もしかしてあれが苗木城?」と叫んだ時でした。

車の中から川の反対側に山がそびえたって、その山の上に何やら人工物が見えたのです。まさにそれが苗木城でした。「うわーーーーー。すごいここからでも懸け造りが見える!!」と一同大興奮でした。(※プラス1000点)

上の写真をご参照くださいね。


駐車場選びにご注意!!靴も大事です

いよいよ近づいていくと、パーキングの標識が色々あり、どのPが一番お城に近いのか分かりません。誰だって少しでも天守に近いところに車を停めて歩きたいじゃないですか?

無論三人とも初めての登城なので、どこが最も便利なロケーションか全く分からず適当なPに停めたのでした。しかしこれが大間違いで、私たちが止めた場所は一番不便なPだったことが最後に明らかになりました。(※マイナス1000点)

何故なら帰り道はむちゃくちゃラクチンコースで戻ってこれたからです。

初心者3人は何も知らないので、Pの一角に「こちらから行けます」とだけ短く説明してある小さい看板をまじめに読んで、「これだな♡」とばかりに歩き始めました。


念のため滑りにくい靴を履いていたので良かったのですが、かなりの険しい道で、注意しないと滑って転びそうな危険な小道。うっそうとしていて、周りはあまり見えません。茶色い落ち葉をサクッサクッと踏みつけながら無言であるきました。(※マイナス100点)素手でしたし、ウォーキング用のストックも持っていません。リュックにはカメラや望遠レンズが入っていて結構重い。しばらく行くとパーッと視界が開ける場所にたどり着きました。


一気に絶望感味わう

フワ―ッと立ち止まって休憩すると、はるかはるか向こうの方に苗木城天守(展望台)が見えました。ガガガーン!!ナニコレ?!手前は谷底なので回り込んで向こう側に行くには、見たとこ1時間はかかるんじゃない?と思わせる位置関係でした。(※マイナス3000点)絶望!!


残りの2人も「えーーーー??」とため息のような声。これ引き返すのも結構あるし、どうしようかと迷っていると、後ろから元気な3人組マダム(ストック持参でいかにも慣れてる空気)がやってきて、茫然と立ち尽くす私たちをスッと抜かしてずんずん奥へと進んでいこうとしていました。


それでマチコはこのプロっぽいマダムに「す、すみません、ここからあそこの天守までは歩いてどれくらいかかるのでしょうか?」と尋ねると15分くらいという答えが返ってきました。(※プラス3000点)良かった!!15分ならいける!!そう3人でお互いを励まし合って、残りの険しい道をせっせせっせと歩いたのです。後から分かったのですが、私たちが利用した駐車場はPのB。本当はPのAに停めたら、あっという間に天守に着けたのでした。(※マイナス100点)


短時間で天守にさっと行きたい方はAの駐車場。戦国時代の兵卒の気分を味わいたい方はBの駐車場がオススメ。山道から遠く向こう側に見える天守の絶景を是非見て欲しいなと思います。ただし靴に注意して、軍手などがあるとさらにいいと思います。カバンもリュックなど両手が空いているのがBETTER。


ちょうど私たちと同時に登り始めた老夫婦は奥様が付いていけなくて、夫婦でいざこざを起こしながら(笑)登って行かれました。最後は無事2人とも天守台に到着されていたのでホッとしましたが。。。



注目ポイント①懸け造り


 話に聞いていた懸け造り。立派でした。柱の元を見るとちゃんと岩を柱の大きさに上手に四角に彫って柱を固定するような作りになっていました。それにしてももともと標高が170メートルの上にある岩の上に立ってこの懸け造りを作るには相当に肝が据わってなければできなかったのではないかと思いました。足がすくむ高さ。今は展望台の役目になっていまして、そこに立つと木曽川、恵那山、中津川市街の見渡せる大パノラマの素晴らしい景色を楽しむことができます。(※プラス1000点)


懸け造りを下から見上げてみると大迫力!

注目ポイント②石垣の池(見つけにくいところにあります)


三浦先生が是非行くべきとお勧めされていた北門近くの池。日本で2番目に立派な石垣が組んである池ですが、残念ながら苗木城に設置してあった案内図には池の記載が全くありません。私は先生に頂いたレジュメを手になんとか探し当てたのですが、パンフレットしかなかったら池にたどり着けなかったかも。どこだ?どこだ?と迷った挙句やっと見つけられました。

確かにしっかと立派な石垣で三方が囲まれていました。水の量は少な目でしたが、少し日陰になった場所で、写真を参考にして頂きたいのですが、幻想的な空間に私には見えました。

是非ここも外さずに見て欲しいなと思います。(※プラス500点)



注目ポイント③巨石の石垣

マチュピチュと同じ、もともとあった巨石の下に石垣を設えて、あたかも自分たちですべて石垣を造ったんだからねーと訴えかけてくるその巨石入り石垣。しかし、問題が。苗木城は巨石だらけで、三浦先生のレジュメにある写真と同じ石垣を探すことが困難に困難を極め、「もういーや。みつからんし、今日はもう帰ろう」とあきらめてとぼとぼ帰り始めたときにハタ!!と見つけたのが写真の石垣です。“アッター!!”と小躍りしてしまいました。ガイドさんと一緒に廻ったらこんなこともなく、「はい。こちらがその石垣です!」とばかりにすぐに見ることができたのでしょうが、苦労して見つかった時の喜びが格別でした。(※プラス10000点)

(マチコをニコちゃんで隠しています。すみません。)


やっと発見!!巨石入りの石垣

どうですか?デッカイでしょう 笑


皆さまもガイド付きのツアーもいいし、たまには初めての人だけで行くのも別の面白さがあるのでお勧めです。私はいつも大体ツアーガイドさんをお願いするタイプですが、今回初めての者どおしでうろうろ迷って行ったのが逆に楽しかったです♪


あやしい逸話の馬洗岩

籠城した際に水が不足していないことを誇示するために、水と見せかけて馬に米をザーッとかけて敵軍を欺いたという逸話の馬洗岩。この類の逸話は日本中にいっぱいあると三浦先生。そういえば以前『真田丸』の頃信州に行ったときも全く同じ逸話をガイドブックで読んだ記憶があります。

三浦先生は、「この手の話は捏造。木曽川からこの馬洗岩が見えない。対岸からも見えない。また馬をこんな大きな岩に乗せることも不可能。」とおっしゃっていました。


そうやって思うと逸話ってどうやって始まってどうやって日本中に広まっていったのか興味深いです。

そういえば信州ついでに、もう一つ脱線話。信州の別所温泉に行ったとき、真田幸村(信繁)ゆかりの湯「石湯」などそぞろ歩きしながらいくつか点在しているお湯につかることができました。その時「大湯」という温泉の入り口には「木曽義仲ゆかりの湯」と看板がありました。その時は鎌倉時代のこと全然分かっていなかったのでキソヨシナカ?という感じでしたが、頼朝によって討たれる武将なので、もしかしたら大河ドラマ【鎌倉殿の13人】に出てくる可能性大ですね。観光地に行って知らない武将の名前を覚えたり、それが歴史の勉強になったりするのがとても好きです。


最後にお城の近くに苗木遠山資料館があり、そこには苗木城の全体像がわかる模型があったり、実際にあった大手門が飾られていますので、是非寄られるのをお勧めします。


圧巻の苗木城


非常に長くなってしまいました。ここで絶対数にして集計してみますと、19900点という結果でした。笑 あと100点で2万点でした。笑 

帰り道夕焼けがキレイでした。



こんな風に振り返ってみるとなかなか面白いですね。

また次回をお楽しみに♡




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